ライチ(レイシ)の栄養と健康効果

ライチの栄養と効能

ライチの冷凍もの、缶詰なら年間を通じて売られていますが、フレッシュな生を入手できる期間は案外短く、4月下旬から8月上旬までとなります。国産ものなら更に収穫期間が短くて、6月中旬頃から7月位まであたりです。

 

生では基本的に鮮度が落ちやすく、鮮やかな赤色をした果皮が赤褐色に変色してしまい、表皮のイガも無くなってしまうので、それで冷凍品や缶詰として出回っている場合が多いのです。酒類などの香料としても利用されています。

 

さて、ライチの栄養と効能ということですが、主な栄養成分(可食部100g中)は、エネルギー:63kcal、水分:82.1g、たんぱく質:1.0g、脂質:0.1g、炭水化物:16.4g、灰分:0.4g、コレステロール:0、食物繊維:0.9g、ビタミンE:0.1mg、ビタミンB1:0.02mg、ビタミンB2:0.06mg、ナイアシン:1.0mg、ビタミンB6:0.09mg、葉酸:100μg、ビタミンC:36mg、カリウム:170mg、カルシウム:2mg、マグネシウム:13mg、リン:22mg、鉄:0.2mg、となっています。

 

期待される効能をまとめると、美肌効果、風邪予防、貧血予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防などとなります。

 

一番豊富に含まれているのは葉酸でしょう。これには妊娠中の女性などの健康を保つ効果があります。それは葉酸には核酸が効率よく働くためのサポート機能があるからです。「造血のビタミン」とも呼ばれる葉酸は、造血や細胞の生まれ変わりに関わっており、胎児の発育に必要不可欠な成分だとされているのです。